辨 |
変種にシコクカッコソウ var. shikokiana がある。 |
サクラソウ属 Primula(報春花 bàochūnhuā 属)の植物については、サクラソウ属を見よ。 |
訓 |
和名カッコソウは、飯沼慾斎『草木図説』に「カツコサウ」として初見。
武田久吉『民俗と植物』所引伊藤伊兵衛『地錦抄』附録一に、「勝紅草(かつこうそう) 花形九りんさうの如くにて葩(はなびら)あつく大りん五六葩づゝまじりて咲。花形しまりてよく濃紫の色艶冶にして朱(あけ)にもすぐれて見る目を眩(まどはす)ほどなりとて勝紅草とよぶとなん。云々」と。
箱根湿生花園は、シコクカッコソウを四国勝紅草と表記する。 |
説 |
関東北部に稀に産する。
木曽山地で発見されたとされ、種小名や和名別名はこれによるが、木曽地方では野生は見つかっていないという。 |
絶滅危惧IA類(CR,環境省RedList2020) |
誌 |
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